お味噌だより 京リサ小話

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京リサ小話

ちょっと妄想書くはずがおびただしい字数になり小話に・・・・・。
京リサですがエロもラブらしきものもありません。
カッコいい京楽もいません。京楽にときめくリサもいません(なんという・・・・)。

「バラ色の小路」ネタです。





「げほっ、ごふっ・・・・すまないねぇ、リサちゃん」
京楽春水は長身を布団に横たえ、弱弱しく詫びた。
百年以上隊長をやっていても風邪は常人並みにひくものらしい。
飄々としながらも不思議な力強さ湛えた八番隊長の顔は今はなりを潜めて
氷嚢を頭にのせてしんなりとしている。
もっとも顔色は悪いが声が演技臭いので、そんなに苦しんでないかもしれない。
枕元で粥の用意をしているリサは見向きもせず言う。

「別にええわぁ。隊長は普段もそんなに仕事してへんし、なんも支障ないで。」
「つれないねぇ・・・・これが今生の別れかもしれないよ。」

そう言いながらも太股に手を伸ばしてくるのだから油断ならない。
その手をリサが慣れた動作でつねりあげた。

「いでっ!普通に痛いよリサちゃん!!」
「そんだけ元気なら大丈夫やろ」

相手が上司だろうが、病人だろうが容赦のない。
しかし態度こそそっけないが、リサはそれなりに甲斐甲斐しく看てくれていた。
こうして京楽が床についている今も隊舎でてきぱきと仕事をこなし、
隊員達には的確な指示を出し、隊長不在であろうと決してうろたえる事がない。
多少破天荒な面はありながらも、副隊長としてのリサは確かに有能な部下である。
京楽も軽口を叩きながらなんだかんだリサを信頼していた。

「しかし冗談は抜きとして、リサちゃんみたいな部下を持てて幸せだよ。
 おかげで僕も安心して療養できる。ただ・・・・・」

「『ただ・・・』なに?」

「いや、僕『瀞霊廷通信』に連載持ってただろう?
 風邪が長引いたもんで原稿を落としてしまった。それが少し心残りでね。」

京楽が言っているのは京楽作の恋愛小説『バラ色の小路』の事である。
「絶賛連載中」という本人の言とは裏腹に、お世辞にも人気があるとは言い難く
読者からは尽く読み飛ばされている不遇の作品であった。
そんな読者の意図も知らず、京楽はその連載の執筆にやたら精力的なのだ。

「あぁ、あのバラのなんとかってやつな。あたしが代筆して出しといたで。」
「ぶほっ!!なっ、代筆ってリサちゃ・・・・げほっ!!」
「あーもー無理せんときぃて」

飛び起きた拍子に咳き込んだ京楽の背をリサがさする。
まったくどうして出来た部下だ。しかし京楽はそれどころではない。

「げほっ、ごほっ・・・・、いや・・・失礼。
 っていうか代筆ってリサちゃん、僕の小説一切読まないじゃない!
 タイトルすら怪しいのに、何書いたか心配だよ!!」

読書家で有名なリサであるが、「バラ色の小路」だけは読まなかったのだ。
(本人曰く「なんかきもい」とのこと)
読まない小説の代筆など考えられない事であるが、リサは自信満々だった。

「心配いらん。隊長のキャラを綿密に考慮して書いたんや。
 読者も(いるかどうか知らんが)隊長が書いたって疑わへん出来やで。」

そう断言するリサの目は心なしかキラキラしている。
よほど執筆が楽しかったのだろうか。
しかしリサが上機嫌になるほどに、京楽の不吉な思いは増していく。

「大丈夫やって!ちゃんと隊長っぽくしといたから!」
「でもなぁ・・・・・」
「リサあああああ!!」

二人の会話は突如として廊下から聞こえた声と足音によって中断した。
息を切らしながら勢いよく障子を開けたのは愛川羅武で、
手には今月号の瀞霊廷通信を持っている。
羅武の顔は一大ビックニュースを手にした時のように高揚していた。
京楽の不吉な予感が頂点に達する。

「あっ京楽隊長チーッス!
 なぁリサお前見たか!?今月の瀞霊廷通信エロ小説載ってんぞ!!」

ほら、と拡げて見せた紙面に『バラ色の小路 千百十八話』の字を見た瞬間。
京楽はのけぞって布団の上に崩れ落ちた。

「ほらぁ無理したらあかんて」
「リサちゃん・・・・僕の小説を何だと・・・・」

そ知らぬ顔で布団を掛けなおすリサに
ショックから立ち直れないまま京楽が声を震わせて告げる。

「だから隊長のキャラを考慮した結果や」

リサは誇らしげに胸を張った。
ちがうじゃん・・・・君が書きたかっただけじゃん・・・・・。
声にならない思いを胸に、今こそ病人らしく脱力する京楽であった。






ラブちゃんが「作・京楽春水」である事に触れないのは
瀞霊廷通信を開いた瞬間エロ小説が載っていた衝撃のあまり
禄にタイトルや作者名も確認せずエロ本仲間のリサに知らせたい一心で走ってきた
・・・・・・という感じでお願いします。(苦しい言い訳だ・・・・・)

「バラ色の小路をリサが代筆してエロ小説にしてしまう」のと
「瀞霊廷通信にエロ小説が!!」がとにかく書きたかった・・・・・。


その後「どうやらあれは矢胴丸が勝手に書いてああなったらしい」と誤解は解けたものの

「いやぁ最初はびっくりしたけど普通にお前だと思ってたよ・笑(浮竹)」
「京楽隊長エロ小説書いてそうやもん(平子)」
「むしろ意外性ゼロだったぜ(拳西)」

という「自分=エロ小説」の世間の違和感のなさに地味にショックな京楽でありました。

ちなみにリサは嫌がらせでも何でもなく彼女なりに真剣に取り組んだ結果です。
彼女は「あれは良い出来だった」と今でも確信しており、
その経験が今日におけるエロ道への自信を確固たるものにしたのです(適当言うな)。
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三山

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