お味噌だより 春日深夜 1

お味噌だより

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春日深夜 1

お久しぶりでございます。
先日言っていたローズ×リサ温泉話のほんのさわりでございます。
試行錯誤する内前置き部分がどんどん長くなり、
やっと二人会話したのが最後という体たらくぶりです。
めくるめく雌雄の合体を期待して下さった方、すみません。
続きは出来る限り早めにあげたいです。近い内に合体させる事ができれば(合体しつこい)。

合体はありませんが「構わんよ」という方は追記よりお願いします。


私信:月城さんメール遅くなってすみません!
    近日返信致します!頂いたメールは何度も拝読してムフムフしております!


子の刻を過ぎていた。
宴会好きに加えて酒豪揃いときている先輩、朋輩衆の間をどうにか潜り抜け、
風呂に入りなおし寝間に戻った頃にはもうそんな時刻である。
やれやれ、といった面持ちで鳳橋楼十郎は座布団に腰をおちつけた。

(皆こういう席だと途端に歯止めが利かなくなるからなぁ・・・)

まぁそれだけ各々日常の責務に抑圧されているせいでもあるのだが。
下の階から遠くに聞こえる歓声と調子の外れた歌声は、どうやら野球拳が始まったらしい。
つい先刻まで席を共にしていた平子と羅武の狂乱ぶりを思い出し、
酔っ払い特有のへなへなした動きで踊る二人を想像して苦笑しながらも
やはり早めに引き揚げたのは正解であったと胸を撫で下ろす楼十郎であった。

護廷十三隊隊長・副隊長を集めた懇親温泉旅行は毎年春の恒例である。
普段何かと忙殺されがちな隊長・副隊長達が年一度この場で親睦を深め、
精霊廷を代表する戦士として新たに決起し、士気を高めあう・・・・
というのは表向きの名目で、
真の趣旨はストレス発散を兼ねた無礼講の息抜き旅行という訳だ。
大概こういった宴になるとまず羽目を外すのが平子で
「無礼講やでえぇぇぇ」と叫びながら酒を注いでまわり、
口では「おいおい」と言いながらそれに乗っかるのが羅武であり、
もはや羽目が外れているのは日常茶飯事である京楽が更に煽りたて、
そんな男衆を「じゃかあしぃ!」と一喝しつつも既に酔っているひよ里を、
「わはははは、威勢がいいのぅ」と四楓院夜一が豪快に笑い飛ばし、
傍らでは黙々と手酌で飲んでいた所を
同じく酒が入った白にいつも以上に絡みつかれ、いつも通り憤怒する拳西がいる。
こんな要領でいつも懇親会は1時間と待たずどんちゃん騒ぎに発展するのであった。
後は倒れるまで飲み続ける他はなく、
殆どの面々が酔い潰れてザコ寝のまま朝を迎える事も珍しくはない。

誰かほどほどの所で諌めてくれる者がいればいいのだが、
頼みの綱の浮竹は体調を崩し、今回は欠席している。
卯の花も四番隊の職務が多忙で今回は隊舎に居残りだった。
そうなると残りの面子に期待しても良さそうだが
浦原は夜一の強引な勺に「いやいやそんなハハハ」と困りながらも
勺を受けた端から余裕で飲み干してはケロっとしている。
ああ見えてかなりいける方らしく、
藍染も酒の席は嫌いではないのか無礼講という言葉にならってか、
今日は平子がどんなに悪ふざけしようが構わずニコニコしていた。
朽木銀嶺と山本総隊長に至ってはとうに弟子らそっちのけで
昔話に何時間も花を咲かせている始末である。
こうして思い起こしてみれば何とも濃い面々であるが、隊長副隊長たるもの
その位猛々しくないと勤まるものではないのかもしれぬ。

方々からの勺の嵐から数時間ぶりに開放されて一息つき、
楼十郎は上体を伸ばして部屋の隅の荷物から紙束を出した。
近々仕上げてしまいたい報告書の数々である。
同時に酒豪の狂騒から一足早く引き揚げる口実でもあった。
口実なのだからそのまま寝ても良さそうなものであったが、
持ってきた以上は幾つか終わらせて帰りたいという生来の勤勉さが働いて、
旅先の深夜にこうして筆を走らせているのだ。

さすが護廷十三隊の隊長格の懇親旅行である。
宿屋は相当に由緒のある立派な温泉旅館で、
寝室も各人に一部屋ずつ割り振られる羽振りの良さときている。
今楼十郎のいる部屋も上等の八畳一間をあてがわれていた。
気兼ねなく過ごせる半面、独りで黙々書類と向き合ってると
広々とした空間も少々ほの寂しい。
(自分から抜け出してきておいて勝手なものだ)
すぐさまそう思いなおし、自嘲気味に笑う。
春の夜はどうも感傷的になってしまっていけない。

すると湿っぽい思考を遮断するように、
軽快に階段を上ってくる足音が耳に入ってきた。
最初は旅館の女中かと思った。男にしては軽い音だったからだ。
しかし女中ならこんな大股で走りはしない・・・・。
足音はちょうど自分の部屋の前でぴたりと止み、
何の断りもなく襖が開く頃には楼十郎はおおよその見当をつけていた。

「旅行に来て仕事してんの」

眼鏡に三編みに愛想のない口調。予想通りだった。
八番隊の副隊長。霊術院からの旧知の中。矢胴丸リサである。

「なんだ、君か」

楼十郎は再び書類に目を落とし、無関心に返事をした。
真実無関心であるはずないが、この場はそう装う必要があったのだ。
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三山

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